トルクリミッターについて(締付角度0度地点の設定)
コンベアの納入時は、
トルクリミッターのトルク設定をしておりません。
モーターの回転方向確認時に逆回転だった場合、
バックストップや、バケットなどを壊してしまうからです。
据付し、モーター回転方向確認後にトルク設定を行います。
TL350は、トルクリミッターセンターの調整ナットを、
TL500とTL700は、調整ナットと調整ボルト3ヶを
締め付け設定するのですが、
機械の駆動軸トルク計算値より、メーカーSVが締付角度目安で締め、
実負荷運転で、すべりを起こさず、引っ掛かりなど高負荷時に滑るように
調整します。(SV無しとなった場合は、締付角度をお知らせしてます。)
据付SV不在の場合、しばしばあるのが、
締付角度の0度地点の設定の間違いです。
TL350は、センターの調整ナット1ヶを手で締めて行けるところを0度とします。
これは、間違いがないようです。
TL500、TL700の場合は、
①調整ナットを手で回していくとこまで締める
②調整ボルト3ヶを同じく手で締める
ここが0度地点とし、マジックで印をつけて、そこから工具で②のボルト3ヶを均等に指定角度に締めます。
この①の作業が忘れやすいみたいです。
★調整ナット…ボルト3つ付いているドーナツ型のナット
★調整ボルト…調整ナットについているボルト3ヶ